(旧)初診、再診、予防、日常ケア、その他、2頭同時受診、エキゾチック→(新)新たな症状の方、その他、(エキゾチック:木下のみ)
気が付けば、10月も後半になってしまいました。
当院にとっては、又は、自分にとっては、10月・11月は、夏と比べると、涼しくてずいぶん過ごしやすくなるのですが、恐らく体にとっては、飲水量が夏場より急に減ったり、暑い日もあったと思えば、急に寒くなったりで、血圧の上がり下がりが急なためか、心臓の弁膜疾患や、泌尿器疾患などが増え、救急の件数も増えるので、体力的にきつい時期に入ります。
これから本格的に、体にきつい時期に入る前に、できれば、体の状態を把握し、症状が出る前に対処していただきたいと思います。
今年も寒くなってきたあたりから、肺水腫による咳や、尿路閉塞により尿が出ないといった症例が多くなっています。
前もって、対処できれば、症状もキツイ、急な症状とならずに済む場合もありますので、この時期の健康診断をお勧めしています。
当院では、レントゲン検査、エコー検査(心エコー・腹部エコー)、血液検査、尿検査、便検査などを実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
9月になり、動物たちも夏の疲れが出てくる頃かと思います。
心臓病や消化器疾患、泌尿器疾患など例年この時期にどっと来院数が増える病気もありますので、注意深く観察し、不安な点があればご相談いただくようお願いいたします。
今年度中の当院のカルテで、伝染病の予防歴を確認できない方や、当院のカルテで治療歴・投薬中の薬などが確認できない場合は、夜間救急や時間外の急患対応は基本的に受け付けておりません。開院当初は当院にカルテのない方も受けていた時期もありましたが、いざ救急で治療をするとなると、以前病院でもらった薬でアレルギーを起こしたが、何の薬かはわからないとか。他院で治療されているとの方で、現在治療中の病気が、どこの病気かもあやふやだったり、病名もよくわからない。他院で薬をもらっているのに、何の薬なのか、まったくわからない。というような、普段かかられている病院さんに聞いてみないとわからない、というようなことがしばしばありました。そういうような、医学的な情報が分からないと、今飲んでいる薬と、同じ薬を注射してしまったりしてしまうような事態も起こりうるので、カルテに記載されているような医学的な詳細な情報が必要なのです。
今年度伝染病の予防をしているかどうかが、病気を診るうえでも、伝染病の防疫(予防・隔離・消毒・滅菌などをして他の子に広めないようにするということ)という意味でも、一年以内で、当院のカルテで予防歴が確認できる方のみで診させていただいてます。
他にも様々な問題があり、現在の当院の夜間救急・時間外診察に関しては、上記の(1)、(2)の方のみ、可能な場合のみ対応しています。
緊急で手術に入っていたり、他の方の対応中など、対応できない場合以外はできる限り対応させていただいております。
24時間365日病院に籠りっきりではなく、ペットシーツの買い出しや、自分たちの日用品の買い出しなどで外出する場合もあり、お待ちいただく事もあると思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
当院の診察券に書いてある、緊急携帯用の番号にかけていただくようお願いしております。
当院では、「病気の早期発見・治療」が「健康維持」の重要なファクターの1つであると考え、毎年春に「春季健康診断キャンペーン」を実施しています。
近年、獣医療は大きな発展を遂げ、診断・治療できる病気も多くなってきてはいますが、発見時にはかなり病気が進行してしまっていて、完治に時間がかかったり、完治できない症例も多くみかけます。ヒトと同様、獣医療も「なるべく早期に病気を発見し、治療をする」ということが基本ですが、特に動物の場合、会話ができませんから「ここがおかしい」と訴えることもできませんし、状態が悪いことを隠すような子もいますので、外見から体の不調を発見しにくいのです。そういった意味では、ヒト以上に日ごろの「健診」というものが大事なのではないかと常々考えさせられます。
ワンちゃんや猫ちゃんは1年で人の4~5才分の年を取るといわれていますので、理想的には最低でも1年に1回、シニアならば半年に1回程度の受診をお勧めします。特に、春は狂犬病予防やフィラリア予防などで、来院機会も多いと思います。フィラリア予防に先立って、当院ではフィラリア感染の有無を調べさせていただいておりますが、この際、採血が必要ですので、この機会に血液検査を実施すれば、再来院の手間や動物の負担も少なくて済みますのでお勧めです。
5才くらいまでの動物は「若い」ので、飼い主様もあまり「健康診断」に興味がない方が多いのですが、健康診断は若い頃より行うことをおすすめします。というのも、若い動物でも、「健診」によって異常が発覚することをしばしば経験するからです。若い動物では先天的疾患や生活習慣による疾患に遭遇することが比較的多いです。例えば、尿検査をすると、結構尿石症(膀胱結石)の疑いがある子が見つかります。これは主に食生活に起因するのですが、早いうちに発見できれば大きな症状を出すこともなく、食事変更などの比較的簡単な治療で治りますが、放置するとある日突然 尿道に石が詰まり、尿が出せなくなってしまったということが起こりえます。さらにこの場合、手遅れだと亡くなってしまうこともあります。これは尿検査の例ですが、血液検査などでも同様に隠れた異常が見つかることがあるので、若くても1年に1回は検査することをおすすめします。特に異常が無くても、それがデータとなり、将来の血液検査時に比較することで発覚する病気もあります。
健診項目については以下のようなコースを設定しておりますので、個々の状況と相談して選択してください。
*オプション フィラリア検査・尿検査・便検査・レントゲン撮影・腹部超音波検査・心臓超音波検査・甲状腺ホルモン検査・ウイルス検査
基本的には当日ご来院いただいて、ご希望をされればすぐに検査できます。ただし、パーフェクトコースをご希望される場合や一部オプションを追加される場合などはご予約が必要となりますので、前もってお電話でお問い合わせいただくか、ご来院 時に改めてご予約をお取りください。
**ご質問などございましたら、当院までお問い合わせください。**